ほりうち氏のおもうことvol6

07年3月25日

 あら、とってもご無沙汰ですわ。(前回の更新から、いつのまにか年が明けて、数ヶ月・・・!)いろいろネタはあるのですが(ネタのお陰で恐ろしく忙しかったのですが)まぁ書けるネタと書けないネタがありますからね。

 今日のネタは、"spiessig"について。今さっき、ドイツ語の勉強してて、ドイツ人との会話の中で手帳にメモした単語を辞書で調べなおしてたんですが、この"spiessig"という単語("ss"の部分は、ドイツ語特有の変形Sなんですけど、フォント絶対バケるので、sふたつで置き換えてます、あしからず)が、どういう状況で飛び出したかというと、ぼく、昔古いPoloに乗ってて、それは

こんなんやったんですけど、壊れてしまったので、新しい車を買って、それが

こんなんになったという話をしてて、ぼくは小学校の頃から基本的にいじめられ/いじられキャラなので、「で、あんた、新しい車、いつ落書きするん?」ていう展開になった。

「今の車に落書きせんかったら、あんたはspiessigやで」

その時は意味がわからんかったけど、今!辞書で調べてみたら!

「spiessig。視野が狭く俗物的な。プチブル的な。」

めっちゃネガティブな言葉やん!ほんの数分前、これを発見して、とても心が痛んだのです。だって・・・正直、今の車に落書きはできんわ!ムリ!次売られへんようになるし・・・

 

 まぁ、ていうか、このネタで書き始めたのは、ぼくの心が痛んだという話をしたかったわけではないのです。このspiessigという単語、変やな?と思ったのは、恐らく動詞spiessen「突き刺す」から来ているという点。なんで「突き刺す」のが、「プチブル的」になるん?そこのリンクがわからん。(ていうか、辞書に"プチブル"という表現が出てくるのにもびっくりしたわ。・・編集者は学生運動経験者の可能性が高い(笑)

 辞書をよく読んでみると、spiessigはspiessbuergerlichと同義語だとある。・・・lichは形容詞をつくる接尾語なので、じゃあSpiessbuergerって何?という事になる。これを調べる。(ちなみに、くどいようですが、buergerのueは実際はuのウムラウトですが、フォントが絶対バケる気がするのでueで代用。)

「Spiessbuerger。視野が狭く頑固で俗物的な人。プチブル(もとは馬や近代的武器を持たず槍のみで武装した下層市民の意)。」

 あったやん説明。槍の歩兵か。じゃあ、槍歩兵がなんでプチブルにつながるんだろうか?超疑問。誰か教えてください。

 

ちなみに出典は、Casio電子辞書XD-7100。内蔵独和辞典はクラウンです。