大学の授業について

コニーに連れられて大学の授業をいくつか見て回ったのです。コニーは「ドイツの教育はいい」て言うけど、それがどんなもんなんか見たかったし。とりあえず、スペイン語の授業と、経済学の授業に出ました。

 スペイン語の先生はコロンビア人で、セクハラ親父だという噂やったけど、まあそんな雰囲気の、大学教授というより靴屋の店長の方が似合いそうなおっさんやった。うーん、ものすごい物知りやった。ぼくは基本的に博学な人に好感を抱くのです。さて、学生は20人くらい、みんなよく喋った。もちろんスペイン語で。聴いてると「あ、この子ポルトガル訛りや」とか、発音の癖からどの辺で勉強してたとか、どの辺出身なのかとかわかるのがおもろい。

ドイツじゃ大学在学中にいろんな国へ行って勉強したり、実習したりするのが普通なので、スペイン語が喋れるということがひとつのステイタスにはなり得ない。スペイン語圏に関わる勉強してるなら、喋れて当たり前、みたいな節がある。まあ言語習得にまつわるうんたらかんたらには触れないでおきたいね。ぼくは英語ゼンゼンやし、でもそのことについて自己正当化はしたくないしね。ここの教育が悪い!とかね。チャンスはあった、しかしその時間と金をぼくは音楽に注ぎ込んだわけでありまして。いやぁもうちっと勉強してりゃよかったよ・・今更言っても遅いか。これからやりますて。そうそう、ドイツの大学に行くというのもひとつの手ではある。あっちは20歳後半で学生してる人が稀ではない、というかかなり居てるし。ほんまに、留学するならドイツに行け!て思うわ。

ハナシを元に戻そうさ。経済の授業はそうやね、もちろんドイツ語やったから内容はわからんかった。コニーは一度うちの大学の授業に出て、「授業中に寝る学生が居てる」ということにびびってたから、ぼくは「一人でも寝てる学生をみつけたろ」と息巻いてこっそりきょろきょろしてたんやけど、居ないのです。ひたすら教授がセオリーを喋って、喋って、喋って・・てゆう授業やのに、誰も寝てない。ううん。うちの大学が3流過ぎるのか?