8月。もう8月ですか。背景、暗めにしてみました。最近、こんな気分ですね(笑)

8月7日。へこみ系。

 かなりごぶさたしてましたか。ひさしぶりです。ほーりーです。今日はちょっと長くなりそうです。

 ぼくは基本的に孤独を好む人間なので、ここに来て一ヶ月くらい、あまり友達もつくらず(できず、ではなく)学校から帰っては本を読んで・・という生活を繰り返していた。でも、喋りに来てんのに喋らんかったらイミないんとちゃう?と思い始め、だんだんと外に出はじめた。ぼくには(へたくそながら)ギターという強力な武器があるので、知り合いならすぐにできる。また、メキシコという国はぼくが道化者を振舞うにもってこいの文化でもあり、スグに忙しい生活を送るようになった。今日は彼と話をする、また今日は別の彼らとのみに行く、明後日は名前も覚えてない彼とギターを弾く・・・(この、名前覚えられないってゆうのはぼくの悪い癖やね)

 そして、疲れた。正直に言えば、ぼくはここに来ることで、潜在的な「孤独癖」を取り去ろう、またはそのきっかけをみつけようとしていた、でも(予想していたとおり)ぼくの孤独はもっと深かった。「共感」と「孤独」ぼくはいつもこのふたつのものの対立を引っ張り出す、そして「孤独」はいつも勝利を収める。ジキルとハイドみたいにね。ネガティヴな自己がポジティヴな自己を圧倒するという図は、今になってやっと理解できるわ(アレ読んだのは小学校くらいの時。児童文学選集で)

 そうゆうのが、自分のやりたいことの方向も変える。「オクタビオパス!」て言い続けてきたけど、エルネスト・サバトやらボルヘスの方が面白そうやわ(ボルヘスは難しすぎかな)そうそう、今エルネストサバトの「EL TUNEL」読んでるんやけど、これ、いいですわ。ぼく好み。

 もとい。ぼくの「孤独」は、うちの相方と出会うことで「共感」にシフトした、はずだった(少なくともあの時はそう思った)なのに、今になって噴出す。今はもう遠く離れてしまってるからだろか・・・・彼女がいない、そのことが、ぼくを虚空に放り込む。問題は、それはぼくにとって苦しいものではなく、時に快いということだ。「彼女は、ここには居ない・・・BUENO, NO ME IMPORTA。ぼくは多分、孤独のほんとうの恐ろしさを避けるために、孤独を「演じている」。そこには多分「不健康な笑い」が潜んでいる。でも同時に、日本人との、メキシコ人との馴れ合いの生活にも、うさんくささ、不健康さを感じる。メキシコ人のくそ面白くない、下卑た笑いに虫酸がはしる(時々、ね)

 うちの相方は、

『・・・言ったことがあったっけ?あなたの孤独が怖かったって。あなたの孤独が私を求めるんじゃなくて、私を拒絶するんじゃないかって恐れてたって。』

と言う。・・・わからん。説明でけへんわ。とりあえず、ぼくのハイドはとっても強い、てゆうことは、わかった。

『孤独を愛する私に、きみを愛する理由は無いのだろうか?』こたえは出た、つもりだったけど、今もまだ考えてる。

PS☆字体を変えると、やる気が無くなって、いい。「ダサ字TT」は、宇宙デスクトップ探偵団「少年ウフーン」で無料ダウンロードできます。

8月9日。ちょっと回復。

 さて。書いたとおり、ちょっと回復。
 やっぱり、どっか旅することにしました。

 インディヘナ文化の授業は、さっぱりおもしろくない。失敗した。一方文学の授業はすこぶるおもしろい。

 今日はルイスのギター教室。最近は『SON』というジャンルをやってます。マリアッチとか、MUSICA RANCHERAとかはあんまり身がはいらんかったけど、これはかなりぼく好みなので助かる。9月はちょっと気合入れてうたを練習する。で、各地で稼ぎつつ、旅する。よくないこれ?

ちょっといい感じのカテドラルが撮れた。みて?


あとなんかあるかなあ・・・・電話中のホーリー;

8月13日。

とうとう・・・・PENDEJOのぼくも、『バスでひきがたり』やってしまいました。感想。イヤめちゃおもしろかった。

今回の収益、105.30ペソ。

すごいね。アメ人の友達と一緒にやったんやけど、これはかなあり奇妙は取り合わせやったと思う。どう考えてもヘンだ。まあいいか。ふたりで200ペソ近くいただいてたんですか・・・ありがとうございまして。

持ちネタをもっとふやしておかなくちゃね。

大体、波はあるけど、一回、2曲うたって、10〜20ペソくらいくれる(時々10ペソ硬貨をどうnとくれるヒトもいる)で、あっちへいきつつ、こっちへいきつつ・・・歌い続けて、3時間くらいかなあ?ぼくはいつもの『La Tapatia』(下ネタ満載)。キャメロン(通称マリスコス)は『La Bamba』を。

そんな感じで。今日はつかれたからねます。

8月24日:『三つ目終了』

さて。授業がおわりました。ちょっとほっとしてます。次のクルソは授業をとらず、ぼちぼち本を読んでいこかと思ってます。とりあえず、手をつけてなかった聖書とか(!)いってみよう。さすがにキリスト教の国なので、読んでる人は多く、今日もキリスト教がどうの、仏教がどうのというハナシで盛り上がった。なんのハナシからやったっけ・・・ぼくが、自分の潜在的な『孤独』を主張した、すると彼女が『その孤独はカミサマが訪れるためのスペース』とか言い出したので、うーん、やっぱりにわかにはうなずけなくて、長々とハナシした。結論。ぼくは、『孤独』はけっしてネガチヴなものだとは思わない。彼女は孤独の解決策としてカミサマをひっぱりだすが、ぼくは『愛』をひっぱりだす。それも、「孤独をうめるためのもの」ではなく、むしろ、「孤独であるからこそヒトは他者を愛せる」というか、なんというか。
 あーこーゆうこと書くの、ひさしぶりやなあ・・・もうちょっと続けよ。ええと、「愛」について、ですか。今日、友達にメイルを書いてるとき、ふと思い当たったことがある。前々から恋愛関係、その他人間関係というものが「悲劇的」であってはいけない、と思ってたんよ。で、ダンテの『神曲』がふと頭に浮かんだ。スペインゴ訳『COMEDIA DIVINA』(直訳して『カミサマ的(すごい)喜劇』かな?『神曲』て、すごい訳やね。誰が訳したんやろ)。「喜劇」のイメージが今と違うということはありえる、でもなんであえて「喜劇」なんやろ?と思った。とにかく、読んでもいないのにとやかく言うのはダメやな。とりあえず、読みます。読んでから考えますわ。
 うちの家にドイツ人の女の子、到着。スペインゴぺらぺらなので、ちょっとへこむ(笑)。
 ぼちぼちいこう。
 さて。

文学の授業でとりました。
うーん、なんかだんだんホームページが丸くなってきて困る。もっとパンクに!パンクに!
ぼくのギターはパンクやとおもうけどな。ゴミ箱で拾ったし、落書きいっぱいしてるし。ピンクのマニキュアで。でも、メキシコで売ってる安ギターよりはぜんぜんいい音してるとオモウで。

へこみは相変わらずなおってませんわ。対人恐怖症に発展するかも(ウソ)

あしたはフリマに行くので、なんか元気でるようなアホパンクバンドのCDさがしてきます。

あ、日本語学校の準備・・・・めんどくさ。

リカルド自慢は前にもやったっけな・・・この前、彼の写真とインタビューが新聞に載ったんやで。すごいやろ(他人自慢で喜ぶ典型例)うたはうたう、本は書く、下ネタは外さない、で微妙な線の「さわやか」・・・・・どう表現したらいいんかな。さわやかエロもしくはさわやかパンク。まだ30歳やし、女やったら惚れてたね。いやいや。とにかく、こう「ぐわあっ」とするものをひきだすような先生というのはどこの世界にもいるものだと改めて、実感。
 このクラスはおもしろかった。見てのとおり男の子がぼくひとり(+リカルド)の中、快調に下ネタをとばし(海外下ネタデビューはこのクラスからですね)うたもうたい、時々的外れなことを言い(この前、ひとつの作品について喋ってるときに、宗教的思考がどうとかいうところで、大変へこんだ。ぼくの隣の隣の白シャツの女の子、すごいわ。すばらしく実存主義を知っていて(専門は医学)「イヤそれは違うとおもうで」とさっくり言われ、撃沈。・・・・とにっかく、ぼくはこの学校の中で、外国人がもつ典型的な日本人(ステレオタイプ)のイメージを次々塗り替えていると自負しております。

よく「日本人てみんなそんなんなんか?」て言われる。いろんな意味をこめて、こういう発言はぼくにとって手放しで嬉しいものですね。傲慢にも。

 

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